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セレナ・ヴォクシー比較|大きさ・乗り心地・燃費はどっちがいい?

昨今のミニバン人気を牽引している2大車種、日産セレナトヨタヴォクシー。

ファミリーカーとして特に見逃せないポイントである大きさ・乗り心地・燃費、また安全性能ではどっちが上をいっているのでしょうか?

街中でも際立って目にすることが多いこの両車種を様々な角度から比較していきたいと思います。

目次

セレナ・ヴォクシーのグレード・価格比較

セレナの価格帯が240万円〜340万円、ヴォクシーが250万円〜330万円。

セレナもヴォクシーも大体同じくらいの価格設定になっています。

両車種の主要なグレードと価格をご紹介しておきましょう。

セレナのグレードと価格

出典:日産セレナサイト

新型セレナ(C27)はグレード構成が非常に豊富です。

スポーツ仕様のニスモ・オーテックも含めると2WDだけで21グレードもあります。

その中から、売れ筋のe-POWERハイウェイスターV、マイルドハイブリッドからオプションの充実したG、ガソリン車Sの価格をピックアップ。
[aside type=”boader”]
セレナのピックアップ
セレナe-POWERハイウェイスターV:3,404,160円
セレナG:2,853,360円
セレナS:2,440,800円
[/aside]

ヴォクシーのグレードと価格


出典:トヨタヴォクシーサイト

ヴォクシーのグレード構成はセレナに比べるとシンプルです。

ハイブリッドからHYBRID ZS、人気のZS、ガソリン車からXの価格を取り上げます。

ちなみに「X」というグレードはセレナにもあるので混同しないようご注意。
[aside type=”boader”]
ヴォクシーのピックアップ
ヴォクシーHYBRID ZS:3,269,160円
ヴォクシーZS:2,745,360円
ヴォクシーX:2,466,720円
[/aside]

セレナ・ヴォクシーの大きさ比較

セレナ・ヴォクシーは5ナンバーミニバンとして人気です。

5ナンバーとは、次の基準を満たすことを意味します。

「全長4.7m以下、かつ全幅1.7m以下、かつ全高2.0m以下、かつガソリン車の場合は総排気量が2000cc以下」

これを満たす限り、車体の大きさはセレナもヴォクシーもそう大して違わないはずです。

ただ室内空間については、また話が別なところもありますので両車種でどのような違いがあるのか比較しましょう。

ここではどちらも標準グレードである「X」グレードでご説明します。

セレナの大きさ

seat
出典:日産セレナサイト

セレナXの大きさ(寸法)がこちら。

全長:4690
全幅:1695
全高:1865
(単位はmm)

これに対して室内空間はどうでしょう。
[aside type=”boader”]
セレナXの室内空間の大きさ(寸法)
室内長:3170
室内幅:1545
室内高:1400
[/aside]

ヴォクシーの大きさ


出典:トヨタヴォクシーサイト

8人乗りの、ハイブリッドではないXグレードから。ヴォクシーXの大きさ(寸法)です。

全長:4695
全幅:1695
全高:1825
(単位はmm)

下記に記しているヴォクシーの室内空間をセレナと比べると、セレナの方が室内長で240mm大いことに注目。

これが足元空間などに活かされていくとなると決して小さな差とは言えません。
[aside type=”boader”]
ヴォクシーXの室内空間の大きさ(寸法)
室内長:2930
室内幅:1540
室内高:1400
[/aside]

セレナ・ヴォクシー その他の主な比較

エクステリア

ヴォクシーはゴツくて男性的


出典:トヨタヴォクシーサイト

エクステリア=見た目は、セレナ・ヴォクシーで路線が異なっています。

ヴォクシーは主に若い男性が好みそうな「強い」印象です。

スタイリッシュで迫力があり、カラーではブラックなイメージ。

「小さなヴェルファイア」のようにも見えます。

セレナは曲線的で女性的


出典:日産セレナサイト

セレナはヴォクシーほど角ばったデザインではなく、優雅で優しい女性的な印象。

カラーではホワイト系が一番人気です。

エアロパーツをつけたハイウェイスターでもそこまで尖った感じはしないです。

インテリア



出典:トヨタヴォクシーサイト

ヴォクシーのインテリアカラーは2色。

「ブラック」「ブラッドオレンジ&ブラック」とブラック押しです。

 

SERENA Highway STAR V Selection
ブラック

SERENA Highway STAR G
グレージュ

SERENA G
プレミアムインテリア
出典:日産セレナサイト

一方セレナは「ブラック」に加え「グレージュ」という優しい色合いもあります。

またオプションの「プレミアムインテリア」も設定されていて全3色から選べます。

ボディカラー

セレナはカラーバリエーション豊か


出典:日産セレナサイト

セレナのボディカラーの特徴は、全13色とバリエーションが多いことがあげられます。

人気は2トーンの「ブリリアントホワイト×ダイヤモンドブラック」

ホワイトベースにブラックアクセントが全体をタイトにフィニッシュさせています。

ただ残念なのがセレナでは標準色がわずか3色のみであり、ほとんどが特別専用色としてオプション費用がかかってしまいます。

ヴォクシーはブラックで決まり


出典:トヨタヴォクシーサイト

ヴォクシーは全7色で、やはり人気はブラック。

カラフルかつ優しいパターンも多いセレナとは対照的に、ヴォクシーはダーク系のカラーリングメインです。

「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」という、見る角度によって見え方が変わるカラーもあります。

スライドドア


出典:トヨタヴォクシーサイト

セレナ・ヴォクシーとも両側スライドドアが標準装備となっています。

ボタンをワンタッチしてスライドドアを開閉することができます。

ヴォクシーでは「予約ロック機能」があり、スライドドアが閉まりきる前に自動ロックを予約できます。

セレナでは「ハンズフリーオートスライドドア」があります。

これは両手がふさがっていてもスライドドアの下に足先を入れるだけでドアを開閉することができる機能。

足だけでも、開く&閉まる。まるで、魔法のトビラです。
出典:日産セレナサイト

赤ちゃんを抱っこしたままでもそのままドアを開けることができるのは、とてもファミリーフレンドリー。

乗降性


出典:トヨタヴォクシーサイト

乗降性ではヴォクシーがリードしています。

クラスNo. 1の低床フロアは地上から360mmで、小さな子どももお年寄りも乗り降りがしやすい。

セレナは2ステップ式になっていて、1ステップ目までの高さが390mm、2ステップ目までは450mmです。

両車種の高低差はほんの数センチに見えますが、その感覚的な負担は思う以上に大きいでしょう。

関連記事:セレナ・ヴォクシー・ステップワゴンの乗降性・シート比較

荷室

ハーフバックドアオープン時
出典:日産セレナサイト

荷室ではセレナが一工夫を加え、ユーザビリティを向上させています。

セレナは「デュアルバックドア」となっていて、バックドアの上半分だけを開けるということができます。

バックドア全体を開けるとなると力もスペースも必要ですが、セレナはハーフオープンができるのでママでも開閉がカンタン。

ショッピングを終えれば上半分のドアからさっと荷物を入れ、取り出すときもちょうどいい高さにすっと手を伸ばせます。

サードシートの格納


出典:トヨタヴォクシーサイト

セレナもヴォクシーもともにサードシートを格納し、荷室をより広く使うことができます。

どちらも跳ね上げ式となっていますが、それぞれ特徴があります。

ヴォクシーは「ワンタッチスペースアップシート」を採用し、軽い力だけで簡単に格納することができます。

セレナの場合だと少々格納するのに手間がかかります。

しかしセレナの格納では、サイド・リヤガラスと後方視界をほとんど遮らないというメリットもあります。

スマートアップサードシート(低位置格納式)
出典:日産セレナサイト

セレナ・ヴォクシーの乗り心地はどっちがいい?

セレナとヴォクシーの乗り心地はどっちがいいのか。いくつかの観点から取り上げていきます。

ロングスライド


出典:トヨタヴォクシーサイト

セレナもヴォクシーもセカンドシートのロングスライド+横スライドができます。

ヴォクシーはセカンドシートの「超ロングスライド」はスライド幅が最大810mm。

大人の男性でも十分リラックスできるスペースを確保できます。

セレナにも超ロングスライドがありますが、最大で690mmとヴォクシーに軍配が上がります。

ただセレナは「サードシートスライド」もできます。

サードシートスライド
出典:日産セレナサイト

セレナはサードシートの乗り心地までしっかりと配慮されたものになっています。

ウォークスルー

1列目⇔2列目、2列目⇔3列目の移動が可能。1-2-3列ウォークスルーモード
出典:日産セレナサイト

セレナでもヴォクシーでもフロアシート⇄セカンドシート⇄サードシートのウォークスルーができます。

シート間の移動が自由自在にできます。

ただし、セレナではe-POWER車、ヴォクシーではハイブリッド車について、ウォークスルーができません。

ハイブリッドシステムのバッテリー収納スペースを確保しなければならないためです。

このようなポイントを重視する人はグレード選びで注意が必要です。

シートアレンジのバリエーションにも関わってきます。

シートベルト


出典:日産セレナサイト

セレナe-POWERはセカンドシートが独立キャプテンシート仕様で7人乗り。

このシートのシートベルトはピラーからではなくシートの背もたれから出ています(ヴォクシーも)。

サードシートに乗車する人は、セカンドシートに乗車している人がシートベルトを着用しているか否かに関わらず、すんなり移動することができます。

またサードシートから降りるときも、セレナはサードシート専用のオートスライドドアスイッチがあるので、わざわざ同乗者の人にお願いすることなくドアを開けることができます。

セレナのサードシートにおける乗り心地はこのようなところからも底上げされてきます。

足元空間

ヴォクシーのサードシートでは足先を全席の下に潜り込ませることができます。

一方セレナではそこの部分に空間がなく、アソビがないのが残念なところ。

セレナはサードシートスライドでこの辺をカバーできますが、標準装備ではありませんので注意が必要です。

シート アレンジ

ヴォクシーのシートアレンジ

フロントフラットソファモード 8人乗り
出典:トヨタヴォクシーサイト

ヴォクシーのシートアレンジで取り上げたいのが「フロントフラットソファモード」。

フロントシートを倒してセカンドシートにぴったりくっつけることができます。

これはセレナでは不可能です。

セレナのシートアレンジ

みんながゆったり。3列ゆったりモード
出典:日産セレナサイト

セレナのシートアレンジはそのバリエーションの多さが特徴です。

ただしe-POWER車ではセカンドシートが独立キャプテンシートなので多少限定されることになります。

シートアレンジで選ぶならマイルドハイブリッドあるいはガソリン車が有利。

車中泊にもより適しています。

全体的な乗り心地はセレナとヴォクシーとどっちが上でしょう。

特に差別化できそうな点では、乗降性で低床フロアのヴォクシー、サードシートの快適性でセレナといったところでしょうか。

頻繁に子どもやお年寄りが乗り降りするのならヴォクシー、サードシートに同乗者を乗せて長時間ドライブをする機会が多いのならセレナが、より満足度の高い乗り心地を与えてくれそうです。

関連記事:セレナC27のシートアレンジ

セレナ・ヴォクシーの燃費・走り比較

燃費

セレナ(マイルドハイブリッド車)・ヴォクシー(ガソリン車)のカタログ燃費はこちら。

[aside type=”boader”]
ガソリン車のカタログ燃費
セレナ:17.2㎞/L
ヴォクシー:14.8〜16.0㎞/L
[/aside]

次にそれぞれe-POWER車、ハイブリッド車。

[aside type=”boader”]
ハイブリッド車のカタログ燃費
セレナe-POWER:26.2㎞/L
ヴォクシーハイブリッド:23.8㎞/L
[/aside]

ともにセレナが上です。

ちなみにセレナのガソリン車は15.0㎞/Lです。

実燃費と走り

ドライブが楽しくなる加速感と力強さ。感動的に気持ちのいい走り。
出典:日産セレナサイト

セレナe-POWERは数字上ヴォクシーより高い燃費性能となっていますが、走行シーンによってはこの限りではありません。

セレナe-POWERの走行は100%EV走行で、動力のためにエンジンは使いません。

エンジンはバッテリーの充電のために利用されます。

ですのでセレナの走りは電気自動車と同じく高トルクで走りがいい。

走行にエンジンを使わないので静音性も高い。

しかし、高速道路での走行など強い負荷がかかり続けるシーンは得意ではないと言われます。

このようなときはどんどんバッテリーを消費し、エンジンも充電のため高負荷がかかり、結果としての実燃費は悪くなりがち。

一方このようなシーンでもヴォクシーのハイブリッドではエンジンを動力として利用できるのでそこまで燃費は悪化しません。

走りという点で、セレナでは「ワンペダルドライブ」も注目です。

「e-POWERドライブ」のモードではアクセルペダルを戻すだけで減速し、回生充電します。

ブレーキペダルを踏まずともアクセルペダルだけで加減速ができるのです。

セレナ・ヴォクシーの安全性能比較

安全性能の比較では自動ブレーキを中心に見ていきます。

セレナもヴォクシーも自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が標準装備となっています。

ヴォクシーの自動ブレーキ

ヴォクシーは「セーフティセンスC」というシステムを採用しています。

[aside type=”boader”]
セーフティセンスC
・プリクラッシュセーフティーシステム(衝突被害軽減ブレーキ)
・レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)
・オートマチックハイビーム
[/aside]

セレナと同じく〜80㎞/hで自動ブレーキが作動して衝突被害を小さくし、また、これもセレナと同じく〜30㎞/hでは衝突自体を回避できるとされています。

セレナ自動ブレーキの関連記事があります。

セレナの自動ブレーキと安全性能


出典:日産セレナサイト

セレナの自動ブレーキは「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」といいます。

この自動ブレーキは対車両に加え、歩行者検知もできます。これはヴォクシーでは不可。

セレナは「セーフティパックB」をオプションでつければ、プロパイロット機能も搭載されます。

そのほか駐車支援システム、踏み間違い衝突回避アシストなど安全性能が充実した内容となっています。

セーフティパックBは搭載できるグレードが決まっています。

価格も243,000円と安くはないですが、それでも安全を優先するのならヴォクシーよりセレナがおすすめです。

セレナの駐車支援システムセレナのオプションについての関連記事があります。

セレナ・ヴォクシーの比較まとめ

結局のところセレナとヴォクシーと、どっちがいいのか?

ヴォクシーの最も大きな特徴は、何と言っても若い男性をターゲットとしたスタイリッシュな見た目でしょう。

一方でセレナはコストはかかりますが、安全装備がより充実しています。

プロパイロット・ワンペダルドライブなど走りも注目度が高い。

何より新開発パワートレインのe-POWERがある。

販売開始もセレナの方が新しく、販売台数も上をいっています。

なのでセレナかヴォクシーか、どちらか選ぶなら個人的にはセレナがおすすめ。

コストをかけてでも安全性能は充実させたいし、その上で長く乗りたいです。

見た目もあまりゴツいのは好きじゃないありませんから。

このような結論でしめくくることにします。

それでは最後までお読みくださりありがとうございました。

関連記事:セレナ・ステップワゴン比較

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