100%EV走行を可能にする新開発パワートレイン「e-POWER」。
プロパイロット・インテリジェントアラウンドビューモニターをはじめとする数々の先進安全装備。
S・X・G・ハイウェイスターやニスモ・オーテックという新型セレナのグレード構成とそれぞれの価格。
時間をかけ、これらを理解して
「よし、セレナe-POWERのハイウェイスターVで決まり!」
と、ここまではいいのです。
問題は値引きできるのかというところ。
とにかく、e-POWER、ハイウェイスター、プロパイロット、ナビは外せない。
「でも」
今まで値引きなんてやったことがない…。
口べたな自分でも交渉できるのか?
どこまで安くなるものなのか?
そんな価格、値引きについて真剣に考えなくてはならないときがやってきます。
でも、あなたにならできるはず。
セレナについてWebカタログやネット・雑誌を用いて自力で情報収集してきたのですから、値引きについても同じです。
しっかり調べて知識をインプットしておけばよいのです。
あと少しだけがんばってください。
そうしてディーラーからセレナの値引き額を限界まで引き上げてもらいましょう!
セレナ値引きの目標額
出典:PhotoAC
まず最初に値引きの目標額を設定しておきましょう。
新型セレナ(C27)のe-POWERが販売されたのが2018年3月。
現在、ある程度の期間が経過して値引き額が拡大傾向にあります。
値引きにはセレナの車両本体とディーラーオプションからとの2種類がありますが、両方で40〜50万円の値引きも現実的に狙いうる額と言えます。
「価格.com」では最新の値引き情報を調べることができますので確認してみましょう。
セレナe-POWERハイウェイスターVの価格と値引き額の実情は?
出典:日産セレナサイト
セレナe-POWERハイウェイスターVの価格がこちら。
3,404,160円
これが実際いくら値引きされているのでしょうか。
本リサーチは2018年11月現在のものです。
価格.comの値引き情報はリストアップされているe-POWER車のほとんどが「ハイウェイスターV」グレード。
フロントグリルやエアロがブラッシュアップされているハイウェイスター人気がうかがえます。
セレナe-POWERハイウェイスターVの値引き情報は27件のレポートがあり、値引き額は車両本体とオプションを合わせて5万円〜50万円となっています。
一見幅広く見えますが、そのなかで10万円以下というのはわずかに2件。
ゆうに半分以上は30万円以上の値引き額となっています。
値引きの目標額としてはやはり40〜50万円は可能なライン。
ずばり50万円と設定しておきましょう。
30万円以上でまずまずといったところです。
これを念頭におき、次は実践的な値引き交渉について学んでいきましょう。
セレナの値引き交渉の基本
これからディーラーとの値引き交渉についてみていくわけですが、最低限おさえておくべきことが一つ。
それは人としてのマナーです。
ディーラーも人ですから横暴な態度をとってくる客と丁寧なやりとりをする客では自然と対応が異なってきます。
思い通りに交渉が進まないからといって大人として良識を欠いた行動をとるのはNGです。
それを前提に次の値引き交渉における基本をおさえておきましょう。
下取り車の査定について
出典:PhotoAC
下取り車の査定について理解することが値引きを大きくする方法のキモになります。
下取り車がない場合はこの値引き方法の対象外になります。
ではまず理解しておいてもらいたいことは、ディーラーからすればセレナの車両本体の値引きを大きくしても下取り価格を下げることで全体として相殺することが可能だということです。
極端な話、セレナの値引き額全体として50万円まではOKだと、あらかじめディーラーが考えているとします。
そしてセレナの値引きが30万円で決着したとします。
そこそこ値引きできたのではないか?
そう思いがちですが、このときディーラーからすれば下取り車の価格を20万円に(安く)設定することで、ディーラーが最初から想定していた50万円までOKというラインをキープすることができることになります。
もっと言えば、セレナ(本体の)値引きが40万円なら下取り価格を10万円に見積もれば済みます。
このように下取り車の査定額でディーラーは値引き額を調整できるという理屈です。
いわば見せかけの値引きにすぎません。
下取り車の査定は買取業者で
出典:PhotoAC
ディーラーに言われるがまま交渉を進めると何十万円と損をする買い物をすることになります。
ディーラーが査定する下取り価格は中古車市場を考慮したものではありません。
下取りは「買取業者」に査定してもらいます。
ガリバーやビッグモーターなどがそうです。
これで初めてあなたの愛車の価値がわかります。
まずは1店舗でいいので買取業車による査定をうけておいてください。
そうして自分の車の価値が客観的にわかっていれば、ディーラーとの交渉もスムーズに進めることができるようになります。
具体的なセレナの値引き交渉
ディーラーとの値引き交渉は次のように進めていきます。
初回の交渉
初回の交渉では値引きに触れる必要はありません。
それよりセレナの試乗をして実物がどんなものか確認することの方が大事です。
予算も具体的に伝える必要はないですし、ただ他にも気になっている車種があるとだけ伝えておけばいいでしょう。
2回目以降の値引き交渉と競合車
出典:トヨタヴォクシーサイト
ここから具体的な値引き交渉を始めていきます。
ここでのキーワードは「競合車」。
セレナの競合車の筆頭といえばトヨタヴォクシー。
まずセレナのディーラーと交渉するのに先立ってヴォクシーのディーラーに足を運び、できるかぎりの値引き額を見積もってもらいます。
そしてその条件をセレナのディーラーで提示します。
競合車を交渉の引き合いに出すことでさらなる値引きを引き出していきます。
口べたでも心配いりません。
どちらにするかまだ迷っている
できる限り安く買いたい
このスタンスを貫くだけでいいのです。
リアルな意思ですから無理に演じるということもしなくていいでしょう。
根気があればこれを数ターン繰り返します。
好条件がでるたび別のディーラーへ赴き、さらに好条件を引き出す。
これを重ねることによって値引きの限界近くにまでもっていきます。
ちなみにヴォクシー以外の競合者もご紹介しておきます。
トヨタ ノア
トヨタ エスクワイア
ホンダ ステップワゴン
スズキ ランディ
三菱 デリカ
セレナとセレナで値引き交渉
出典:日産セレナサイト
競合車との比較で値引きを引き出せば、次は「セレナ同士」で競わせます。
同じ日産のディーラーでもそれぞれのディーラーは別会社です。
ですので単純に、ヴォクシーと競合させるのと全く同じ理屈でセレナ同士でも競合させることが可能です。
またディーラーによって営業マンも当然異なりますから、より頑張ってくれるところから買えばいいでしょう。
しかし、ここでも人として節度ある対応は心がけましょう。
営業マンとはアフターフォローもふくめて長い付き合いになる可能性があります。
理想はお互い信頼できる関係になってこその値引きにしたいものです。
最後にセレナの値引きを限界まで引き出す
出典:日産セレナサイト
下取り車がある場合、ここまででディーラーが限界近くまでの査定額を提示していると思います。
しかしまだ終わりではありません。
ここからさらに高く下取り車を売るために、買取店で査定してもらいます。
契約を成立させる前に「もしかしたら友人に譲ることになるかもしれないので、そのときは下取りに出せなくなる可能性があります」と断わり、了承を得ておきます。
そこで買取業車による一括査定をしてもらうのです。
これには無料の「一括査定サービス」がおすすめ。
スマホ一つですぐにあなたの愛車の下取り価格がわかります。
多数の買取業者があなたの愛車を競い合うので、その結果ディーラーでの下取り価格よりも何十万円も高値がつくこともあります。
これで納車日までに一括査定を受け、ディーラーでの下取り価格より買取業者の方で高値がつけばそちらで売るようにします。
「申し訳ないですが…」
とディーラーには下取りに出せなくなったことを伝えます。
このとききちんとした対応をしておけば後々、車検や修理などもディーラーに頼みやすくなります。
これがセレナの値引きを限界まで引き出す方法になります。
セレナの値引き額が大きくなる時期
セレナの値引き額は、実は時期によっても大きく左右されます。
値引きが大きくなりやすい時期は一般的に以下のようになります。
決算の時期
出典:PhotoAC
特に値引きが大きくなる時期が決算期です。
ディーラーの営業マンが最も契約をとりたいタイミング。
この時期はディーラーも特別なキャンペーンを行ったりしています。
ボーナスの時期
出典:PhotoAC
夏のボーナス、冬のボーナスの時期です。
特に冬は年末商戦とも絡んでくるため値引きを引き出しやすい時期でしょう。
セレナがモデルチェンジするタイミング
セレナが最新型にモデルチェンジすることで古くなったセレナは値引きが大幅にゆるみます。
これまでのモデルチェンジの推移では大体6年周期でフルモデルチェンジをしています。
マイナーチェンジはもっと短いスパンで行われますので要チェックです。
競合車がモデルチェンジするタイミング
出典:トヨタヴォクシーサイト
さきにあげた競合車がモデルチェンジするタイミングも重要です。
セレナの営業マンとしてはかなり強く意識しているところですので値引き材料として大いに活用できるでしょう。
セレナの値引きを限界まで引き上げる方法まとめ
セレナの値引きを限界まで引き上げる方法をまとめると以下のようになります。
下取り車がある場合にのみ有効な方法となります。
①まず買取業者で下取り車の査定をうけておく
②競合車を引き合いにだして値引きを引き出す
③セレナを引き合いにだして値引きを引き出す
④無料の一括査定を使って下取り価格を最も高く売る
これでディーラーから値引きを限界まで引き出しましょう。
50万円が目標です。
さらに
一括査定で上乗せです。
+30万円も夢ではないでしょう。
口べたな人でも大丈夫。
できる限り安く買いたいので真剣に迷っている。
だからディーラーで②・③をする。
そのスタンスを貫けばいいのです。
それでは最後までお読みくださりありがとうございました。