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セレナC26のバッテリー交換を自分でする方法

セレナC26のバッテリー交換

「セレナのバッテリーをネットで買ったけど、交換も自分でできたらもっと安く済ませられるかも」
「いや、ちょっとハードル高いかな、難しそう」

セレナのバッテリー本体をネットショップで買って節約し、交換は業者に依頼するつもりでいたけど、この交換作業を自分でやってしまえばもっと安上がりになるのでは?でも、できるのかな?と考えますよね。

結論から言うと、バッテリー交換は自分でできます。

ただし、放電電流積算値のリセットなど作業の一部は業者へ依頼したほうがいいところもあります。

この記事では、以下について説明します。

記事の内容
  • セレナC26のバッテリー交換手順
  • バッテリーの廃棄方法
  • バッテリーの寿命を長持ちさせる方法

この記事ではバッテリーの交換方法だけでなく、不要なバッテリーの廃棄のしかたも解説します。高額なバッテリーの寿命を長持ちさせる方法についても説明していますので、ぜひ参考にしてください。

S-ハイブリッド車ならC26・C27共通です。

>> セレナS-ハイブリッドのおすすめバッテリー2個はこちら

目次

バッテリー交換の手順

車のバッテリー

セレナC26のバッテリー交換を自分でするときの手順を解説します。

使用工具
  • 10mmのスパナ
  • 軍手
  • メモリーキーパー(バックアップ用バッテリー)

そしてあると便利なのは、10mmのディープソケットとラチェットハンドルです。特にメモリーキーパーはメモリーバックアップに必要です。

では、交換方法について手順を説明します。

まずは準備から。

交換前の準備

STEP
オートACCをOFFにして3分以上経過してから作業開始する

何をするのかというと、ドアを開けた状態でスタートボタンをON/OFFし、ドアを閉めて3分待ちます。

STEP
メモリーバックアップをする

バックアップ用のバッテリー(メモリーキーパーなど)を取り付ける。

準備ができたら、さっそく交換していきましょう。

バッテリー交換の手順

STEP
エアダクトを外す
まずエアダクトを外す

2か所のプッシュリベット(留具)を外します。中央部を細い工具などで押し込むと抜けるようになります。

エアダクトを引き抜くように取り外します

STEP
バッテリー端子を外す
プラス・マイナス端子がついた状態
マイナス端子が外れた状態
プラス端子も外れた状態

スパナでナットをゆるめてバッテリーのマイナス端子を外してから、プラス端子を外します。

ショート防止のために必ずマイナスから外すことを守ってください!

STEP
バッテリー本体を交換する
ステーが外れた状態

スパナでナットをゆるめてバッテリーステーを外し、新品のバッテリーと交換します。

バッテリーステーを取り付けて、バッテリーが動かない程度にナットを締めて固定します。

STEP
バッテリーの端子を取り付ける
プラス端子がついた状態
マイナス端子もついた状態

外すときとは逆の順番で、最初にバッテリーのプラス端子を取り付けてから、次にマイナス端子を取り付けます。

何度も言いますが、順番を守ってください!取り付けはプラスからです。

STEP
エアダクトを取り付ける
エアダクトがついた状態

「STEP1」の逆の順序でエアダクトを取り付けます

STEP
バッテリー放電電流積算値を消去(リセット)する

消去にはOBD(車載式故障診断装置)テスターが必要です。これだけは面倒なので、ディーラーかカーショップ、整備工場へ依頼したほうがいいです。

このバッテリー放電電流積算値のリセット作業は、ハイブリッド車とアイドリングストップ車のみが対象です。

バッテリー放電電流積算値のリセットをやらないと、アイドリングストップをしなくなります。

リセットをしないと、コンピューターには古いバッテリーの電圧や容量、アイドリングストップの回数などの情報が残ったままになります。

新しいバッテリーを認識せずに古いバッテリーに対しての制御をしてしまいます。

バッテリー交換時はメモリーバックアップもしておく

バッテリーを交換するときには、メモリーバックアップをしておきましょう。

ネットで1,500円前後で購入できます。

メモリーのバックアップバッテリーとは、バッテリーを外したときに代わりに電源供給してくれるアイテムのことです。

バックアップをとらないと、時計・オーディオ・カーナビ・パワーウィンドウ・ドア・モニターの設定など、メモリーがリセットされてしまう可能性が高いです。再設定すればいいのですが面倒です。

メモリーバックアップをしておくのがポイント。

バックアップバッテリーには、ワニ口クリップでバッテリー端子を挟むタイプ、OBDⅡコネクタに接続するタイプ、シガーソケットに差し込むタイプがあります。

おすすめはOBDⅡコネクタに接続するタイプです。車内にコネクタがあるので、バッテリー交換作業のじゃまになりません。バッテリー端子を挟むタイプは、作業中に外れてしまう可能性があります。

交換作業に入る前にこの準備をします。

ジャンプスターターも用意しておくとベター

ジャンプスターターとは、バッテリーが上がってしまったときに電源供給をして、エンジンを動かすことができるアイテムです。

これでエンジンがかかれば、JAFを呼んで長時間待たされるストレスから開放されます。

メモリーバックアップの機能も兼ね備えているものはバックアップバッテリーの代わりになります

ジャンプスターターがあると、安心。

LEDライト搭載のものやスマホ充電ができるモデルもあります。価格はネットで約5,000円から販売していて、バックアップバッテリーより高いですが、これ1台でいくつもの役割ができるのでお得かもしれません。

ただ、ワニ口クリップでバッテリー端子を挟むため、作業時はクリップが外れないように気をつけましょう

バッテリーの廃棄

ボンネットが開いてバッテリーが見えている

バッテリーの寿命は平均2〜3年といわれています。乗り方や車種、使用環境によっても異なりますが、いずれにしても劣化していきますので、交換は必ず必要となります。

エンジンがかかりにくくなったり、ライトが暗くなったと感じたり、パワーウィンドウの動きが遅くなったりしたら交換時期です。

車検にあわせて業者にバッテリー交換を依頼すれば、廃棄のことを考える必要はありませんが、自分でバッテリーを交換した場合は、責任を持って廃棄しなければなりません。

不燃ゴミ?粗大ゴミ?いえ、違います。鉛や希硫酸などの有害物質が含まれているため、普通に捨てては絶対にダメです。

不要になったバッテリーの廃棄には以下の方法があります。

バッテリーの廃棄方法
  • 自治体では回収できない
  • ガソリンスタンドに依頼する
  • カー用品店に依頼する
  • 回収業者に依頼する

それぞれについて説明します。

自治体では回収できない

バッテリーには、鉛や希硫酸などの危険物が含まれているため、自治体では回収してくれません。地域のクリーンセンターへ持ち込みしても受け付けてもらえません。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律第十六条に投棄、焼却、処理の禁止について記載されています(参考元:廃棄物の処理及び清掃に関する法律)。

ではどうやって処分するのか、これ以降で説明します。

ガソリンスタンドに依頼する

廃バッテリーはガソリンスタンドで回収してくれます。費用は無料か有料か店舗によって違うので、電話して確認してから持ち込んだ方がいいです。

おもなガソリンスタンドは「エネオス」「宇佐美」などがあり、いずれも無料です。

ただし、セルフスタンドでは回収できないこともあるので、あわせて確認しましょう。

カー用品店に依頼する

廃バッテリーは、カー用品店でも回収してくれます。費用は基本的に無料ですが、店舗によって数量が多すぎたり、破損がひどいと引き取ってもらえなかったり、または有料になったりする場合もあります。

おもなカー用品店、「イエローハット」「オートバックス」「タイヤ館」「ジェームス」「オートアールズ」、いずれも無料です。

ただし、タイヤ館では数量が多い場合や、破損がひどい場合は引き取れないか有料になる可能性がありますので、確認してください。

回収業者に依頼する

廃バッテリーは回収業者に頼んで処分することができます。費用は各社違いますので問い合わせましょう。

有料ですが、他にも処分したい廃品があったら、一緒に回収してくれる業者もあるので、問い合わせてみましょう。バッテリー処分のついでに大掃除もできます。

気をつけなければいけないのは、悪質な回収業者です。無料回収をうたい、回収したあと理由をつけて料金請求してくる業者もいます。また、回収した廃バッテリーを不法投棄した場合、依頼した側も罰せられることがあります。

「一般廃棄物処理業許可」「古物商許可」を取得している業者を選ぶことが重要です。

バッテリーの寿命を長持ちさせる6つの方法

車のバッテリー

前述のとおり、バッテリー寿命は2〜3年です。

ハイブリッド車は3年、アイドリングストップ車はその機能が燃費節約になる反面、バッテリーに負担をかけることから寿命は1年半〜2年程度と言われています。

車種によって違ってくるバッテリーの寿命を変えることは難しいですが、乗り方や使用方法を工夫してできるだけバッテリーを長持ちさせて寿命を伸ばしましょう。方法を紹介していきますので参考にしてください。

バッテリーの寿命を長持ちさせる方法
  1. バッテリー上がりの原因を作らない
  2. バッテリー液の残量を確かめる
  3. 長距離のドライブをする
  4. 停車中に電装品の使用を減らす
  5. 停車中に電装品の使用を減らす
  6. 寒い時期の性能低下に注意する

それぞれについて説明します。

① バッテリー上がりの原因を作らない

まずバッテリーが上がる原因を作らないことが重要です。自分で意識することで防げることが、いくつかありますので心がけるようにしましょう。

自分で気をつけられることは、半ドアのままにしたり、室内灯やライトをつけっぱなしにしたり、エアコンやオーディオを長時間使ったりしないようにすることです。

長期間車に乗らないこともバッテリー上がりの原因になるので、週1回30分程度のドライブをするようにしましょう。

② バッテリー液の残量を確かめる

ボンネットを開けてバッテリー液の量を時々確認しましょう。バッテリー液の適正量は、本体に「UPPER LEVEL」と「LOWER LEVEL」と上限と下限の目盛り表示があるので、その間にバッテリー液の液面が確認できれば大丈夫です。

「LOWER LEVEL」を下回った場合はバッテリー液の補充、または新しいバッテリーとの交換が必要となります。

3ヶ月に1回確認しておくのがおすすめです。

③ 長距離のドライブをする

自動車通勤で片道20〜30分かかることも、仕事で車を使うわけでもなく、近所のスーパーの往復10分だけ、家族を駅まで送り迎えするだけ、など短距離の走行しかしない場合もバッテリー上がりを起こす原因になります

結果、バッテリーの充電不足になり消耗が早まり、バッテリーが上がりやすくなります。

週1回30分以上ドライブして長距離走行しておくとバッテリーが上がりにくくなります。これも自分でできる乗り方の工夫ですので意識して実行しましょう。

④ 停車中に電装品の使用を減らす

エンジンをかけていない停車中の状態で、室内灯やライトなどをつけっぱなしにしたり、エアコンやオーディオを使ったりするときは、バッテリーに蓄積された電力を使っています。

電装品を長時間使えばバッテリーの電力も多く消費されるため、バッテリー上がりの原因となります。

停車中にはなるべく電装品を使用しないようにしましょう。

⑤ 夜間走行を減らす

夜間の走行が多いのも、バッテリー上がりの可能性が大きくなります

昼間よりも電装品を使用することが多くなるため、電気の使用量が蓄電量より多くなります。バッテリーへの負担がその分高くなり、消耗も早くなります。

夜間に走行しなければならない生活環境の場合は、ライトをLEDに変えるなど、パーツそのものを節電タイプに変えることでバッテリーの負担を減らすことができます。

⑥ 寒い時期の性能低下に注意する

バッテリーは外気の温度が高温でも低温でも十分に機能できなくなります。20〜25℃くらいが理想的です。

特に寒さには弱く、機能がかなり低下します。寒い時期や寒い地域で運転する場合は、寒冷地仕様のバッテリーに交換してみましょう。

寒冷地仕様のバッテリーは、本体のサイズではなく、容量が大きいものを選んでください。

まとめ

以上、セレナのバッテリー交換と取り扱いについて、それぞれ解説しました。

セレナのバッテリー交換と取り扱い
  • バッテリー交換の手順
  • バッテリーの廃棄方法
  • バッテリーの寿命を長持ちさせる方法

いかがでしたでしょうか。

バッテリーは、手順をきちんと確認すれば自分でも交換できること、廃棄は自治体以外の多くの業者で無料で回収可能なこと、寿命は工夫次第で伸ばせることがおわかりいただけたと思います。

愛車のメンテナンスを自分でできたら、いっそう愛着がわきますね。

>> セレナS-ハイブリッドのおすすめバッテリー2個はこちら

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