カーリースと中古車購入を徹底比較！おすすめカーリース5社も紹介

「カーリースってどうなの？」
「カーリースと中古車購入はどちらがお得なの？」

最近、CMなどでも話題のカーリースですが、どのようなサービスなのか気になる人もいるのではないでしょうか。車を購入する場合、車両本体価格に加えて諸費用や手数料などでまとまった費用が必要になります。これらの費用が毎月の定額料金のみで車を利用できるサービスが「車のサブスク」とも言われるカーリースです。

この記事ではカーリースと、車両価格を安く購入できる中古車購入の概要やメリット・デメリット、そして初期費用と維持費の比較について解説しました。それぞれの特徴を確認し、車選びに役立ててください。

カーリースおすすめ5社をチェック

カーリースは毎月の定額料金のみで新車に乗れるサービスです。最近では、カーリースのサービスを提供する会社も増えてきました。その中からおすすめ5社をご紹介します。

MOTAカーリース

MOTAカーリースは、新車のカーリースに対応しています。

すべての契約プランで期間満了時に車がもらえるため、期間中の走行距離やカスタムが無制限、契約途中で乗り換えや返却も可能なので、自分の車のように扱うことができます。

契約期間が5年、7年、11年と比較的長めで、ボーナス払いの設定もあるため、月々の支払いをおさえてカーライフを楽しみたい人におすすめです。

車検、オイル交換無料クーポン付きで、カーナビ、ドライブレコーダー、ETC車載器などの付属オプションがパック化（アクセサリーパック）されているので契約と同時に申し込むことで便利に使えます。

カーリース会社	MOTAカーリース
車種	レクサス・国産全車種
グレード	全グレード
月額料金	6,270円（税込）～　※ボーナス月加算設定あり
走行距離制限	無制限
期間	5年・7年・11年
特徴	車検・オイル交換無料クーポン付き

定額カルモくん

CMでもおなじみの定額カルモくんは、累計申込件数20万件を突破し（2023年9月調べ）顧客満足度99％と、多くのユーザーから高評価のカーリースです。

ボーナス払いを含めずに月額1万円台から新車を利用できる理由として、実店舗を持たないことがあげられます。

契約期間が7年以上は走行距離無制限で自由に車を利用でき「もらえるオプション」により、車をもらうこともできます。

また、中古車のカーリースの取り扱いもあり、保有在庫数はトップクラス！車検後のお届けや保証制度の充実など中古車のカーリースも魅力がいっぱいです。

カーリース会社	定額カルモくん
車種	国産全メーカー・全車種
グレード	全グレード
月額料金	12,820円（税込）～
走行距離制限	契約期間6年以下：1,500 km/月契約期間7年以上：無制限
期間	新車：1年～11年中古車：3年～7年
特徴	月額料金がとにかく安い

リースナブル

リースナブルは、自社独自の仕入れルートで車を確保するため、月額料金が6,600円～（税込）と、業界最安レベルのカーリースを提供しています。自社で在庫を保有しているため、納車スピードも早く、全国どこにでも届けてもらえます。新車購入では長期の納車待ちの車が、リースナブルでは即納される限定車種もあります。

また、カーリースでは珍しいポイントは「中途解約可能で、違約金が発生しない」ことです。

メーカー保証５年が付き、全国にあるディーラーで購入車と同様に、アフターサービスを依頼できます。

オプションのラインナップが豊富な点も魅力のひとつ。ドライブレコーダーやスモークフィルム、カーコーティングなど、オプションがマイカーのように充実しているため、ワンランク上のカーライフを楽しみたい人におすすめです。

カーリース会社	リースナブル
車種	51車種
グレード	全グレード
月額料金	6,600円～（税込）
走行距離制限	750km/月
期間	3年・5年（一部9年もあり）

SOMPOで乗ーる

SOMPOで乗ーる（そんぽでのーる）は、2021年2月～3月期 のブランドのイメージ調査によるカーリース部門で「自分にあったプランが選べる」「クルマ好きにおすすめしたい」「パパママが選ぶ家計に優しいカーリース」の3冠を達成しています（日本マーケティングリサーチ機構調べ）。

国産車だけでなく、輸入車の取り扱いもあり、グレードやカラーも自由に選べます。車選びに迷う人や契約プランについて相談したい人に専用のコンシュルジュがつき、サポートをしてもらえるので、車に詳しくない人も安心です。

オプションも充実しています。高齢者ドライバー向けの免許返納オプションや長期のライフスタイルの予定が立てにくい人向けの中途解約オプション、返却時の精算が気になる人向けの残価保証オプションも用意されています。

万が一のときに備えておきたい任意保険については、損保ジャパンの任意保険をプランに組み込み、月額料金で対応できます。

カーリース会社	SOMPOで乗ーる
車種	国産・輸入車全メーカー、全車種
グレード	全グレード
月額料金	新車：13,640円（税込）～
走行距離制限	1,000km/月・1,500 km/月・2,000km/月・3,000km/月
期間	3年・5年・7年・9年

ポチモ

ポチモは新車もしくは修復歴のない中古車のカーリースサービスです。契約期間中の走行距離無制限で、9年契約の場合は契約満了時に車がもらえます。

また、中途解約も可能なので、自分の車と変わらないカーライフが楽しめるでしょう。

注目したいポイントは、apollostationでの給油の場合、契約期間中はいつも7円引きです。さらに、新車リースでは最長5年間または10万キロ走行時点までのメーカー保証が付き、長く安心して車に乗ることが可能です。

カーリース会社	ポチモ
車種	国産全メーカー、全車種
グレード	全グレード
月額料金	14,850円～
走行距離制限	無制限
期間	2年・4年・6年・8年・9年（新車リース）

カーリースと中古車購入を比較

カーリースと中古車購入の概念をおさらいしておきたいと思います。

これらについて説明します。

そもそもカーリースとは？

カーリースとは、一定期間（通常は年単位）の契約に基づいて車を借りる自動車利用方法です。通常、カーリース契約では月々一定の料金を支払い、車を利用するため「車のサブスク」とも呼ばれています。

毎月の固定料金の中に税金や保険料、メンテナンス費用が含まれているため、車にかかる費用を一定に保つことができるのが大きなメリットです。ただし、毎月の走行距離に制限が設けられるケースがあるため、長距離の運転を行う人は注意が必要です。

カーリースは、契約期間終了時に、車両を返却するか、一定の条件を満たすことで車両を購入もしくはもらってそのまま保有することもできます。

あらためて中古車購入とは？？

中古車購入とは、新車ではなく以前に誰かに所有された車両を購入することです。新車は製造メーカーまたはディーラーショップから直接購入される車両で、新車として初めて登録されたものです。

一般的に、中古車購入は、新車購入と比較して車の価値が下がるため、価格が低くなります。中古車市場には多くの異なる車種が存在します。購入前に使用具合や劣化状況、不具合などを注意深く調査し、購入を検討することが重要です。

カーリースと中古車購入の費用を比較

カーリースと中古車購入では、どちらがお得になるのでしょうか。車にかかる費用を考えるときは、購入するときの初期費用と、車が手元に来てからの維持費用の両方を考える必要があります。

初期費用を比較

ここでは、人気車種であるスズキのワゴンRについて、MOTAカーリースを利用した新車でのカーリースと中古車購入とを比較してみます。

	カーリース（MOTA）	中古車購入（2021年式　走行距離8,000km）
車両費用	すべてコミコミ 月額18,370 円（税込）	約90万円
諸費用 （法定費用、点検費用、 ナンバープレート取得費用、 車庫証明取得費用など）		車両価格の25～35%程度（30万円程度）
消費税		法定費用を除くすべての費用にかかる

カーリースの月額料金は、契約期間やプラン、追加オプションから算出されます。毎月のリース料金には、車両費用に加え、各種税金や自賠責保険料、納車前の諸費用などが含まれています。そのため、頭金なしで、初月から月額料金のみで乗り始めることが可能です。

一方、中古車を購入する場合は、車両費用と合わせて法定費用などの諸費用がかかります。また、法定費用以外のすべての費用に消費税がかかるため、総支払額は車両費用+諸費用（車両価格の約30%程度）+消費税で、まとまった資金が必要になります。

維持費を比較

	カーリース （MOTAコミコミプラン）	中古車購入
維持費	・月額定額料金 ・燃料費 ・駐車場代 ・車検基本料金	・毎月の返済額（ローンでの購入の場合） ・ボーナス一時払い（ローンでの購入でボーナス払いを含めた場合） ・燃料費 ・駐車場代 ・メンテナンス費用（消耗品交換・整備） ・各種税金 ・自賠責保険料・任意保険料 ・車検費用

カーリースと中古車購入の維持費を比較すると、カーリースは月額料金に自賠責保険料が含まれますが、中古車購入の場合は毎年実費で収める必要があります。また、MOTAのコミコミプランのようにメンテナンス費用がすべて含まれている場合は、契約期間中の追加での支払いは不要です。

定期的に受けることが義務付けられている車検についても、中古車の購入の場合は、その都度支払う必要がありますが、車検費用がプランに含まれているカーリースの場合は月額料金のみの支払いで基本料金をまかなうことができます。

カーリースと中古車購入の費用はどちらがお得？

カーリースの場合は、月額料金ごとにカーリース会社への手数料が含まれます。そのため、契約期間の支払総額を合算すると、中古車購入の方がお得になるケースもあります。

ただ、毎月一定の金額の支払いで車を維持できるカーリースの環境は、車検や税金などの一時的にとまった金額が必要になる中古車購入と比べると家計管理がしやすくなります。特に、中古車の購入をローンで検討している人にはカーリースがおすすめと言えます。

車種や中古車の状態、カーリースの契約期間によって金額がかわるため、利用を考えている車種があればそれぞれ総支払額を算出して比較するとよいでしょう。

カーリースのメリット

カーリースには次の5つのメリットがあります。

順番に解説していきます。

① 初期費用が安い

カーリースのメリットの1番は、初期費用が安いことです。購入の場合車両本体価格に加えて諸費用（車両価格の約30％）と消費税が必要です。カーリースは、これらの費用が毎月のリース料金に含まれるため、比較的手軽にカーライフをスタートできます。

カーリースは初期費用が安く、月額料金のみからスタートするため、購入資金に制約がある人にとって特に魅力的な選択肢といえるでしょう。

② 月々の支払額が一定になる

カーリースは登録時の諸費用や消費税、車検の法定費用や自動車税（種別割）がすべて月額料金に含まれています。そのため、常に支払いは一定金額です。

さらに、車検の基本料金や消耗品交換、オイル交換の費用も対応できるプランに入ることで、車に関わるあらゆる費用を月々の支払額に収めることが可能です。

③ 気軽に好きな新車に乗れる

好きな新車に気軽に乗れることは、中古車に伴う傷や汚れ、初期故障などの不安を軽減できます。国内の主要メーカーの全車種、カーリース会社の取り扱いによっては輸入車もカーリースで提供されており、豊富な選択肢が魅力です。

また、グレードやボディカラー、ナビやETC装置などのオプションも新車購入と同じように設置できます。メーカー保証も付き、新車の魅力を手軽に満喫できるのがカーリースの魅力です。

④ 乗換え時の手続きが簡単ですむ

カーリースの場合、契約満了時の対応は、車を返却、新しい車にリースし直す、乗っていた車を買い取る、自分の車としてもらう（もらえるプランの場合）と選択肢があります。どの選択肢の場合も手続きは簡単です。

一方、車を所有していた場合、乗り換える場合は次の車を探し、元の車を廃車、もしくは下取り、買取に出すか決めて自分で手続を行う必要があります。

⑤ 個人事業主ならリース料金を経費にできる

個人事業主にとって、カーリースはシンプルかつ効果的に経費計上ができます。

通常、新車を一括購入する場合、減価償却の処理が必要です。しかし、カーリースの場合、毎月支払うリース料金を全額経費計上することが可能です。これは、カーリースが車を取得するのではなく、車を利用するための料金を支払う仕組みであるためです。

また、カーリースによって取得した車は個人事業主の固定資産にならず、課税対象とはなりません。そのため、課税対象の資産を減らすこともできます。

カーリースのデメリット

カーリースのデメリットは次の5つがあります。

それぞれ説明します。

① 契約満了後は車を返却する必要がある

一般的なカーリースの契約では、契約満了後に車を借りた時の状態に戻して却する必要があります。もし車が壊れたり、改造個所がある場合、原状回復を行わなければなりません。不備のある状態で返却した場合、原状回復費用が請求される場合があります。

カーリースの会社によっては、契約満了時に車がもらえるプランもあります。車がもらえるプランにすると、契約満了時には自分所有の車として乗り続けることができます。

② 走行距離に制限がある

契約満了時の車の価値を一定に保つためにカーリースの契約ではプランごとに走行距離が設けられています。契約満了時に決められた走行距離を超えている場合、追加の超過料金が発生します。そのため、カーリース契約を検討する際には、走行距離制限についての条件をよく確認し、自身の運転ニーズに合ったプランを選ぶことが重要です。

ただし、走行距離制限のないプランもあります。長距離の運転の可能性がある人は、あらかじめ走行距離無制限のプランとよいでしょう。

③ 中途解約には違約金がかかる

カーリース契約は通常、あらかじめ決められた契約期間に基づき、月々の支払いが行われます。そのため、契約期間途中で解約を希望する場合、多くの場合、違約金が発生します。中途解約が必要になる事情や、突発的な出来事が発生した場合も、契約者はこの違約金の支払い義務があるので注意が必要です。

違約金には、残りの契約期間に応じたリース料金や契約解除に関連する手数料などが含まれます。中途解約のリスクを回避するためには、契約時に自身の車の必要期間をよく考慮し、契約期間を決定することが重要です。

④ 金利の面では損をしている

通常、カーリース契約では車の購入代金に加えて、契約期間中の各種税金や手数料、保険料などが含まれ、これらの総額が契約月数に分割されて毎月の支払額になります。契約期間は一般的に長期にわたることが多いため、カーローンなどと比較して金利の負担が続き、最終的な支払総額が割高になる傾向があります。

カーリースは契約内容によって含まれるサービスが異なるため、契約前にプランに含まれる保険や車検、メンテナンスなどの詳細な条件を確認し、長期的な支払い総額を比較することが重要です。

⑤ 契約終了時に残価の清算が必要になる

一般的なカーリース契約は、オープンエンド形式を採用しています。オープンエンド形式は、車の価格から契約期間終了時の車の価値を予定残価として差し引かれ、月々の支払額が設定される方式です。

契約満了時に、リース車の実際の価値が契約時の予定残価より低かった場合、その差額を契約者が支払わなければなりません。予期せぬ支出が発生し、デメリットとなることがあります。

残価精算による支払いを回避する対策として2つの方法があります。ひとつは月々の支払いは割高になりますが、残価精算を行わないクローズドエンド形式の契約を選ぶこと。ふたつめは契約満了時に車がもらえるプランを選ぶことです。

中古車購入のメリット

中古車購入のメリットは以下の5つがあげられます。

① 購入後すぐに自分の資産になる

中古車を所有することは、自分の資産が増えることにつながります。新車は登録した時点から急激に価値が下がります。一方、中古車は車の種類、年式、メンテナンスの頻度によりますが一般的に新車ほど急激に価値が下がらない傾向です。

適切にメンテナンスを行い、車の資産価値を維持しておくことで、将来的には売却時に一定の価値を維持できる可能性もあるでしょう。

② 契約内容に縛られない

中古車購入は自分の所有物になるため、契約内容に縛られず、自由度が高いメリットがあります。カーリースでは契約期間や走行距離に一定の制約があり、契約途中での変更が難しいですが、中古車購入では自分が車の所有者になり、自分の意志で車の扱いを決定できます。

例えば、市販のオプション設置や外見のカスタマイズ、売却タイミングなどです。ただし、車の支払いが完済していることが条件になります。

③ 新車よりも購入費用を抑えられる

中古車購入のメリットは、新車に比べて購入費用を抑えられることです。同じグレードの中古車は1年経過すると新車よりも約2割近く安く手に入り、時には50万円以上もお得になるケースもあります。新車では手の届かない高級グレードも、中古車なら手頃な価格で入手可能です。

また、車のモデルチェンジ時には古いモデルの中古車価格が下がるため、最新モデルにこだわりがない人は旧モデルの購入で費用を節約できます。

④ 納車期間が新車よりも短い

中古車購入の大きな魅力は、新車に比べて納車期間が短いことです。新車は通常、受注生産が一般的であり、発注から納車までに2ヶ月以上かかることもあります。特に、人気車種の注文やオプションを指定する場合、さらに納車までの日数がかかるでしょう。

一方、中古車は販売店に在庫があれば、数日で手に入ります。中古車の平均納車期間は約3週間で、修理や点検が必要な場合でも、1ヵ月ほどで納車されるでしょう。特に、車を急ぎで利用したい人には中古車購入がおすすめです。

⑤ 長期的に見ると費用を抑えられる

中古車購入を現金一括もしくは、ローンでの支払いの場合も、長期的な視点から見ると、カーリースより費用を抑えられます。中古車購入の場合、車検や自動車税、維持費などの支出は必要ですが、総合的に見るとカーリースに比べて経済的です。

カーリースは月額費用の中に維持費やメンテナンス費用などが含まれているため、スポット的な出費がありません。しかし、注意したいことが金利です。中古車購入では車両価格のみに税金がかかりますが、カーリースは諸費用や手数料にも税金がかかります。そのため、長期的に総支払い額を見ると中古車購入のほうがお得になります。

中古車購のデメリット

中古車購入のデメリットは支払いに関することや、手続きのわずらわしさがあげられます。

詳しく解説していきましょう。

① はじめにまとまったお金が必要になる

中古車購入の場合は、新車よりも車両価格が割安で手に入りますが、「購入」になるため、はじめに初期費用がかかります。初期費用には、車両の価格、登録費用、保険、税金、車検などが含まれます。通常、これらの費用は購入時に支払うため、まとまったお金が必要になるでしょう。

販売店舗にもよりますが、初期費用の目安は車両価格の20%~30％程度です。中古車購入を検討する場合は初期費用の支払いができるようにまとまったお金を準備する必要があります。

② 税金・車検などは自分で対応する必要がある

中古車を購入\すると、車両の税金は、購入したオーナーが負担しなければなりません。支払いを忘れて期日を過ぎてしまうと、延滞料金が請求される場合があり、注意が必要です。

また、車検の申込みや支払いは、所有者自身が責任を持って対応しなければなりません。車検のための予約や時間の確保、支払いなど負担に感じる場合があるでしょう。

③ 予算や希望に合った車探しが大変である

中古車購入の車選びは、主に中古車販売業者のサイト検索を利用します。新車市場と比較して、中古車市場には多くの車種や年式の在庫があり、状態も異なります。そのため、「予算」「車タイプ」「年式」など、細かい検索項目から理想的な車を見つける必要があります。

また、希望に合う車を見つけたとしても、遠方にある場合の取寄せ相談や、過去の所有者による影響や修理履歴などを確認する必要があり、中古車購入の車選びは慎重に行うことが重要です。

④ 月々の支払額はばらばらになる

車購入の後には、駐車場代や燃料代など維持費用がかかります。また、オイルやタイヤ交換などのメンテナンス費用や、定期的に税金や点検、車検の費用も必要です。そのため、月によって車にかかる費用が異なる場合があります。

急な支払いに困らないように慎重な予算立てと費用を考慮した事前の金銭管理が大切です。

⑤ 故障リスクが高い

新車と異なり、中古車は既に一定の走行距離や年月を経ており、部品や機械の劣化が進んでいる可能性があります。そのため、予期せぬ故障が発生するリスクが高く、修理費用の負担や修理中に車が使えない不便な期間が生じる可能性があります。

中古車を購入する際には、信頼性の高い業者で購入検討することが重要です。

カーリース契約と中古車購入の手続き方法

カーリースはどこで契約できるのかわからない方へ、カーリースの契約手順と、中古車購入の手続き方法について解説します。

カーリースの手続き方法

現在、多くのカーリース会社がオンラインでの申込みを受け付けています。ここでは、オンラインでのカーリースの申し込みについて解説します。

中古車購入の手続き方法

今では中古車も販売店のサイトから予算や条件にあった車種を検索することができます。また販売店によっては、遠方にある車を取り寄せて確認することも可能です。

カーリースがおすすめな人

カーリースがおすすめな人は次のような人です。

これらについて、それぞれ説明します。

週末ドライバーや走行距離が短い人

カーリースは、契約時に毎月の走行距離設定があります。走行距離が規定の距離を超えると、車の価値に影響するとして超過料金が発生します。そのため、週末にだけ車を使う人や走行距離が比較的短い人はカーリースに向いていると言えます。

カーリースの利用を検討している人は使用用途と毎月の走行距離をイメージして無理のないムランを選ぶようにしましょう。

短期間で車を乗り換えていきたい人

カーリースは一定の契約期間があります。契約満了時に車を返却し、また新たに新しい車に乗り換えたいと考えている人にはぴったりです。通常のリースは数年間から契約期間が設定できますがカーリース会社によっては、もっと短いプランもあります。

車の返却や交換手続きも簡単に行うことができ、車に関わる面倒な手続きの心配を最小限にして新しいモデルや異なる車種を試したい人にはカーリースがおすすめです。

まとまった資金がないがすぐに車を使いたい人

中古車購入は、はじめに諸経費としてまとまった費用が必要ですが、カーリースは初期費用不要で新しい車を利用できます。納車時点から支払いは毎月一定額のみで、プランによっては車検や車に関わる費用がすべて含まれます。

特に、貯金がないけれど、すぐに車を使いたいと考えている人にはおすすめです。毎月数万円程度で新車に乗れるため、ライフスタイルに合った車を手軽に利用できます。

家計の見通しを立てやすくしたい人

中古車購入では現金一括払い、もしくは分割払いとボーナス払いの支払い方法があります。さらに税金やオイル交換、車検などスポット的に出費が発生するため、車に関する費用は月によって変動するでしょう。

しかし、カーリースは月々の支払いが固定され、lkウルマに関する費用が予測しやすいです。これにより、家計の予算を組みやすくなるでしょう。家計の安定性を求める人にとって、カーリースは経済的で安心な選択と言えるでしょう。

車に関する費用を経費にしたい法人や個人事業主の人

法人や個人事業主の人は、カーリース料金や燃料費、保険料などの車に関連する費用を経費として計上できるため、税務上のメリットがあります。これは法人や個人事業主にとって、税金の軽減や経費の削減に役立つでしょう。

また、車両のリース契約は資産の保有に当たらないため、資本への負担が少なく、資金の有効活用が可能です。

手軽に新車に乗りたい人

新車購入には高額な諸経費の支払いが必要ですが、カーリースは手元に届いた時点から新しい車に乗ることができます。新車に乗りたい欲望を即座に満たすことができるため、手軽さが魅力です。

また、カーリース契約期間の終了後、新しい車に乗り換えることも可能で、常に最新のモデルを楽しむことができます。車両のメンテナンスや保証も含まれていることが多いため、安心して新車を楽しむことができるでしょう。

新車購入のローン審査に落ちた人

カーリースは、新車購入のローン審査に落ちた人にも利用しやすい方法です。ローン審査に通らなかった理由はさまざまですが、カーリースは契約期間を長くすることが可能です。支払期間を長くすることで毎月の支払額を安価にでき、カーリースの審査に通りやすくなります。

また、車のメンテナンスや保険が含まれるプランを選択することで、予想外の出費負担の必要がなく、スムーズに対応できるでしょう。

中古車購入がおすすめな人

中古車購入がおすすめな人は次のような人です。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

毎日通勤に利用する人や長距離ドライブが多い人

カーリースの契約は毎月の走行距離を設定する必要があります。毎日の通勤に長距離走行する人や、長距離ドライブが多い人は設定された距離を超えてしまう可能性があります。設定距離を気にせずに自由に車を利用したい人は中古車の購入がおすすめです。

カーリースにこだわりたい人は、走行距離無制限で契約後に車がもらえるプランを選ぶと良いでしょう。

すぐに自分の愛車として車を所有したい人

カーリースの契約中は車の所有者はカーリースの会社で、利用者が契約者です。あくまでリース商品なので、自分の持ち物としての登録にはなりません。カーリースでも契約満了後に車がもらえるプランに加入すれば、契約後に自分の車として所有できますが5年以上の期間が必要になる場合が多いです。

すぐに自分の車として所有したい人は、中古車購入がおすすめです。

車をカスタマイズやドレスアップしたい人

車のカスタマイズとは、車両を個人の好みに合わせて変更または改良するプロセスを指します。具体的にはさまざまな方法があり、一般的なカスタマイズの例には以下のものが含まれます。

カスタマイズ	内容
ペイントとボディカスタマイズ	ボディカラーの変更やスポイラーやエアロ、ホイール、グリルの変更
パフォーマンスカスタマイズ	エンジン、サスペンション、ブレーキ、排気システムをアップグレードして走行性能を向上
インテリアカスタマイズ	シートやダッシュボード、ステアリングホイール、証明などの内装を変更
オーディオシステムカスタマイズ	カーオーディオやスピーカーの変更
ライトカスタマイズ	ヘッドライトやテールライトの変更、LEDライトへのアップグレード

カーリースの場合は契約満了時に車を原状復帰して返却が原則になるため、上記のようなカスタマイズを行うことは難しいでしょう。

中古車購入で、自分の車であれば自由にカスタマイズも可能です。

新車では手に入らないモデルを探している人

車の種類の中には過去に発表になった限定モデルや記念パッケージのモデル、すでに廃盤になったボディカラーなど、新車では手に入らないモデルがあります。これらを探している人にとっては、中古車購入がおすすめです。

中古車から探すことで、特定のカスタマイズ、レアな仕様、あるいはヴィンテージのデザインを持つ車を見つけるチャンスも増えるでしょう。自分だけの特別な車を見つけたい人には中古車購入がおすすめです。

まとまったお金があり税金や車検の支払いができる人

まとまったお金があり、税金や車検の支払いができる場合、カーリースよりも中古車購入がおすすめです。中古車購入は初期コストが高いため、一度にまとまった金額の支払いが必要ですが、その後は所有権が完全に購入者へ移るため、将来的に売却することもでき、投資としての価値も考えられます。

また、カーリースと中古車購入を比較すると、最終的には中古車購入のほうがお得になります。これは、カーリースの毎月の支払い金額の項目それぞれに税金や手数料が上乗せされるからです。まとまったお金があり、税金や車検に対応できるひとは長期的にお得な中古車購入がおすすめです。

カーリースの毎月の料金を安く抑えるコツ5つ

カーリースの料金は一度契約すると契約満了までずっと継続します。料金を安く抑えてお得にカーリースを利用しましょう。コツは、下記の5つです。

では、これらについて解説します。

月額料金に含まれるサービス項目を確認する

契約前に、月額料金に含まれるサービス項目を確認しましょう。自分には必要のないオプションサービスを減らすことで、毎月の支払い金額が抑えられます。また、保険についても選択肢を比較し、必要な項目になっているか、不要なオプションやサービスが付帯していないか確認し、必要な部分でそろえましょう。

さらに、リース契約の期間や走行距離を適切に設定することも毎月の支払い料飲の節約につながります。

キャンペーンを利用する

カーリースでは会社それぞれ定期的にキャンペーンを行っています。お友達紹介や、新規で申込、契約した場合に商品券がプレゼントされるキャンペーン、一定期間のガゾリン代がお得になるキャンペーンなど工夫を凝らしカーリースのキャンペーンが企画されています。

自分が利用を考えているカーリース会社があれば、ホームページを随時チェックし、キャンペーン期間を利用して契約しましょう。

残価清算を行わないクローズエンド方式を選ぶ

カーリースの契約満了時の手続きには残価精算を行うオープンエンド方式と残価清算を行わないクローズドエンド方式があります。クローズエンド方式の選択は、カーリースの毎月の料金を抑える方式としておすすめです。

クローズエンド方式では契約の最初に車の価値を詳細に計算するため、将来の価値減少とのギャップが少なくなります。したがって、月々の支払いが予測しやすく、予算を立てやすくなるでしょう。また、残価清算が不要なため、契約終了時に車の価値に応じて追加の支払いが発生しません。

一方、オープンエンド方式では、車の価値が予測よりも低かった場合、追加の支払いが発生する可能性があります。

軽自動車を選ぶ

軽自動車は一般的に、普通車よりも燃費が優れており、保険料や税金が低額です。また、軽自動車の車両価格も普通車に比べて手頃なため、毎月の費用も安価に設定できます。

さらに、軽自動車はコンパクトで駐車場にもスペースを取らないため、駐車場代の節約にもなるでしょう。その他にも、メンテナンスや車検費用も安価になるため、月額料金に反映させて金額を抑えることができます。

契約期間を長く設定する

カーリースの月額料金の計算は車両本体の価格にメンテナンス費用を追加した合計から契約満了時の車の価値相場を引き、残りの金額を契約期間月で割って毎月料金とします、そのため、長期契約ではリース会社がリスクを分散しやすく、それに伴い低金利でのリース料金が実現します。

ただし、契約期間を設定する際に注意が必要です。長期契約の設定で、途中で解約することになると、違約金の支払いが必要になります。自分のライフスタイルや車の必要性に合わせて最適な契約期間を選歩ことが大切です。

カーリースのよくある質問

カーリースによくある質問をまとめてみました。

本当に月額料金だけで車に乗れますか？

カーリースのポイントは「月額料金だけで車に乗ることができる」です。基本プランであれば、税金や自賠責保険などの費用は月額料金に含まれていますので、毎月一定金額の支払いで車に乗れます。

ただ、契約プランにより、一部のメンテナンス内容や車検、任意保険の取り扱いが含まれていない場合があります。プランに含まれている内容をよく確認して検討しましょう。

車の名義は誰になりますか？

リーススタイルで車を利用するため、契約期間中の車の持ち主（名義）はカーリース会社で、使用者は契約者です。

車をもらえるプランであれば、契約満了時に名義の変更が行われ、使用車が名義人になります。

カーリースはナンバーに違いがありますか？

レンタカーと異なり、カーリースは一般の自家用車扱いです。ナンバーは購入者と特に違いはなく、新車登録の際に希望すれば有償にて希望ナンバーにすることも可能です。

外から見て、カーリースとは全くわからないところもポイントです。

契約満了時の車の扱い方は？

契約満了時の車の取り扱いはプランによって下記のようにさまざまです。自分のライフスタイルに合わせて上手に利用しましょう。

• 車を返却する
• 車を返却して新しい車をリースする
• 残金を支払い、車を買い取る
• 車をもらう（もらえるプランに契約の場合）

カーリースは審査通りやすいのは本当ですか？

カーリースの契約期間を7年、9年など長くすると月々の支払額が少なくなるため、審査に通りやすくなると言えます。ただ、カーリースの契約は決まった期間で支払額を決定しているので原則、途中解約ができません。

プラン選びは慎重にを行うようにしましょう。

まとめ

カーリースと中古車購入の概要や初期費用や維持費の比較、メリット・デメリットなどを解説しました。カーリースは毎月の支払いのみで初月からカーライフを楽しむことができるメリットがありますが、走行距離やカスタムに制限があるなどデメリットもあります。

中古車購入は、自分の車として自由に扱える一方で、車検や税金などの負担があり、その都度まとまった金額を用意する必要があります。

それぞれに特徴があり、自分のライフスタイルに合わせてどちらが向いているかよく吟味して車の利用方法を洗濯し、カーライフを楽しみましょう。