セレナC27に搭載されるインテリジェントアラウンドビューモニター(以下、アラウンドビューモニター)は、元々エルグランドE51後期型で世界初の採用となった、日産のパーキングアシストシステムです。
アラウンドビューモニターがあれば、ボディの大きなミニバンでもスムーズに駐車ができます。
ナビ表示もできますが、販売時期により対応していないセレナもあります。
本記事では、標準でアラウンドビューモニターのナビ表示に対応していないセレナでも、純正・社外ナビに表示することができる方法について解説します。
先に答えを書くと、2018年9月以降の車とe-POWER車は、アラウンドビューモニター対応の日産オリジナルナビが付いていれば、設定なしでナビに映ります。それより前のガソリン車は設定では映せず、市販のアダプターが要ります。
セレナのアラウンドビューモニターはナビ表示できない?
セレナC27(今の現行C28の前の型)は2016年8月から販売が開始され、2018年3月からe-POWERがリリースされました。
そして2018年9月に仕様の一部向上が施されています。
アラウンドビューモニターのナビ表示に関する仕様は以下のように分類できます。
アラウンドビューモニターをナビ表示「できる」セレナ

出典:日産セレナサイト
アラウンドビューモニターを最初からナビに表示できるのは次のセレナです。
- e-POWER車
- 2018年9月以降のセレナ(e-POWER非搭載車も)
これらのセレナは、アラウンドビューモニター対応の日産オリジナルナビかディスプレイオーディオが付いていれば、特別に何か設定しなくてもナビに映ります。対応していないナビやオーディオレスの車では、メーター内のディスプレイに映ります。
なのでこの記事の主な対象は、次のナビ表示が「できない」セレナユーザーになります。
アラウンドビューモニターをナビ表示「できない」セレナ
次のセレナはアラウンドビューモニターのナビ表示ができません。
2016年8月〜2018年8月のセレナでe-POWER非搭載車
しかし、このセレナでも、あとに紹介する方法を用いることによりナビ表示ができるようになります。
アラウンドビューモニターをナビ表示するメリット

出典:日産セレナサイト
アラウンドビューモニターはナビ表示しない(ナビの装着をしなかった)場合、アドバンスドドライブアシストディスプレイ内の7インチカラーディスプレイに表示されます。カラーディスプレイは、速度などが表示されるメーターパネルのことです。
ただ、このパネルは少し小さくて見づらいです。
7インチというサイズに加え、メーターパネルというかなり奥まった場所に表示されるので決して視認性が高いとはいえません。
これが9インチ純正ナビに表示できたなら、より大きな画面でアラウンドビューを見られるため、視認するストレスを大幅に減らせます。
このシステムを重視する人であれば、ぜひナビに表示させて利用したいところです。ここでは、その方法をご紹介します。
セレナのアラウンドビューモニターをナビに表示するには
2018年8月までのセレナC27(e-POWER非搭載車)でアラウンドビューモニターをナビに表示する方法をご紹介します。
これには市販されているアダプターを用います。
セレナC27用リアカメラ接続アダプター
これを使えば「R」にシフトを入れたとき、メーターに表示される映像がそのままナビにも表示されるようになります。
ただし、このRCA075Nは市販ナビ用です。日産の純正ナビ(ディーラーオプション)に映すには、ナビの型番に合わせて入力ハーネスと組み合わせたセット品(RCS082NかRCS083N)を選びます。市販ナビでも、カメラの差し込みがコネクターの形なら、RCHシリーズのハーネスが別に要ります。
DataSystemでは純正ナビ用だけでなく、社外ナビ用の製品もリリースされています。購入の際はしっかりと「適合表」を確認しましょう。
オプション製品でリバース以外でもナビ表示可能に
アダプターだけを付けた状態では、ナビに映るのはシフトを『R(リバース)』に入れたときだけです。
しかし、前向き駐車など前進するときにアラウンドビューを確認したいときもあるでしょう。
そんなニーズに応えるDataSystemのオプション製品もあります。
DataSystemアラウンドビューモニターアダプター
市販ナビ用はAMA-03、純正ナビ用はAMA-04です。AMA-04が使える純正ナビは型番が限られるので、適合表で確かめてください。
これはあくまでオプションなのでそれ単体では不可能です。
リアカメラ接続アダプターに加えてオプション製品も一緒に取り付ける必要があります。
取り付け方法
取り付けにはディーラー・カー用品店を利用するのがいいでしょう。
一方であまり知られていないかもしれませんが、こんな方法もあります。
それはAmazonのカー用品取り付けサービスです。
対象の商品をAmazonで購入すれば取り付けサービスも一緒に利用できるのです。
セレナのアラウンドビューモニターはどんな仕組みか
ここで改めてアラウンドビューモニターの仕組みについてふりかえっておきましょう。
空から見下ろしているような視点

出典:日産セレナサイト
アラウンドビューモニターはクルマを真上から見ているかのような映像を写し出します。
車両の前後・左右4つのカメラが撮影した映像を処理することで実現しています。
これで車体の大きなセレナの駐車もスムーズにできるようになります。
ちなみに、駐車にはステアリングを自動制御するインテリジェントパーキングアシストもあります。
移動物が近づくと知らせてくれる
アラウンドビューモニターには移動物検知機能もついています。
セレナのまわりを歩いている子どもやお年寄り、自転車など移動しているものを検知。
ディスプレイに表示するとともにブザーでドライバーに注意を促してくれます。
日産オリジナルナビ取付パッケージ+ナビ

出典:日産セレナサイト
アラウンドビューモニターをナビ表示するには、当たり前ですがナビが必要です。
「日産オリジナルナビ取付パッケージ」+「日産オリジナルナビゲーション」を装着します。ナビはアラウンドビューモニター対応のものを選びます。対応していない日産オリジナルナビでは、映像はメーター内のディスプレイに出ます。
ディーラーオプションの選び方は「【解説】セレナC27のオプションでおすすめは?」にまとめています。
ただし、社外品でもアラウンドビュー モニター対応のものがあり、次のナビがおすすめです。
アラウンドビューモニターを表示できるセレナの社外ナビ
アラウンドビューモニターのナビ表示に対応したセレナ専用の社外ナビで、おすすめをご紹介します。
アルパインのX11シリーズです。
アラウンドビューモニターに対応

出典:アルパインサイト
アルパインX11シリーズはセレナ史上最大となる11型の大型ディスプレイを備えています。
この大画面にアラウンドビューモニターの画像を映し出すことができるのです。
周囲の安全もこれでもっとはっきり確認できます。
セレナ専用の美しいデザイン

出典:アルパインサイト
アルパインのナビはセレナ専用設計なのでセレナのデザインとのフィット感が抜群。
セレナのコックピットに圧倒的な存在感をもたらします。
ラインナップと価格
アルパインX11シリーズでアラウンドビューモニターに対応しているものは次の2つがあります。
ビッグX11 EX11Z-SE-AM
ビッグX11 EX11Z-SE-E-AM
前者がe-POWER非搭載車専用、後者がe-POWER専用です。どちらも2018年発売の型で、アルパインの製品ページはすでにありません。今の対応型(EX11NX2-SE-27-L-AM)は2019年8月以降のマイナーチェンジ後の車用なので、2018年8月までの車に合う新品は公式直販には見当たりません(2026年9月時点)。
2018年当時の価格は30万円弱で、Amazonなら21万円前後のこともありました。
セレナのアラウンドビューモニターをナビに表示する方法のまとめ
セレナでe-POWER非搭載車は販売時期によってアラウンドビューモニターのナビ表示ができるものとできないものがあります。
2018年9月以降に販売されたものであればナビ表示が可能。
それ以前のe-POWER非搭載車はナビ表示ができるようになっていません。
このセレナでナビ表示をするには次のアイテムを利用します。
DataSystem C27セレナ用リアカメラ接続アダプター「RCA075N」(市販ナビ用。日産の純正ナビはRCS082NかRCS083N)
DataSystemは、オプション製品、セレナ純正ナビ用製品、社外ナビ用製品などラインナップが豊富なので、購入の際は必ず「適合表」をご確認ください。
社外ナビではアラウンドビューモニター対応のアルパインビッグX11シリーズがおすすめです。
11型という大画面にアラウンドビューモニターを表示させることができるので、視認性は言うことなしです。
セレナ専用設計なのでデザインも美しい。おすすめナビです。
それでは最後までお読みくださりありがとうございました。
