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セレナハイブリッド4WDの価格や仕組み|他車と比較

セレナ4WD

セレナC27には4WDグレードもあります。e-POWER車の設定はなく、すべてS-ハイブリッド車です。

本記事ではセレナS-ハイブリッド4WDのグレード構成と価格について、ヴォクシー・ステップワゴンとの比較も織り交ぜながらご紹介します。

目次

セレナハイブリッド4WDのグレード・価格・燃費

新型セレナはグレードの設定が多くて2WDでは全21種もあります。

4WDは全10種からなるグレード構成。

まずはセレナS-ハイブリッド4WD全グレードの種類と価格を確認しておきましょう。

セレナ4WDのグレード・価格一覧

セレナの4WDはすべてマイルドハイブリッド(S-ハイブリッド)車です。

ここから単に「セレナハイブリッド」と表記しますね。

エンジン・モーターはどれも「MR20DD-SM24」。

トランスミッションは「エクストロニックCVT」。

セレナ4WDのグレード・価格一覧
  • X:2,748,600円
  • G:3,140,640円
  • ハイウェイスター:2,971,080円
  • XVセレクションⅡ:2,906,280円
  • XVセレクションⅡ(防水シート車):2,938,680円
  • ハイウェイスターVセレクションⅡ:3,135,240円
  • ハイウェイスターVセレクションⅡ(防水シート車):3,167,640円
  • AUTECH:3,223,800円
  • AUTECH V Package:3,350,160円
  • AUTECH Safety Package:3,517,560円

セレナ4WDのグレードで最高値と最安値は?

  • 4WD最安値:X
  • 4WD最高値:ハイウェイスターVセレクションⅡ(防水シート車)

セレナ4WDグレードでAUTECHをのぞけば、最安値が「X」で2,748,600円、最高値が「ハイウェイスターVセレクションⅡ(防水シート車)」で 3,167,640円です。

です。

ちなみにこれらのグレードは2WDでは、「X」が2,504,520円、「ハイウェイスターVセレクションⅡ(防水シート車)」が2,907,360円という価格になります。

4WDと2WDの価格を比較すると、25万円ほど4WDの価格が高くなっていることがわかります。

燃費

e-POWER Drive[Sモード]

セレナハイブリッド4WDのJC08モード燃費は以下のとおりです。

  • X・ハイウェイスター:15.8㎞/L
  • その他(AUTECHのぞく):15.0㎞/L

2WDでは以下のとおりです。

  • X・ハイウェイスター:17.2㎞/L
  • その他(AUTECHのぞく):16.6㎞/L

4WDと2WDの燃費差は1.5㎞/Lほどとなります。

セレナ4WDの実燃費に関する口コミ

実燃費はどんなものでしょう。

こんな口コミ投稿があります。

雪道走行では大体10㎞/L以上でている

場合によっては18㎞/Lでたこともある

実燃費は走行する道路状況でかなり左右されますが、雪道で平均10㎞/L以上でるなら優秀な方ではないでしょうか。

次はセレナの競合車ヴォクシー・ステップワゴン4WDのグレード・価格とJC08燃費もご紹介します。

セレナのライバル・ヴォクシーとステップワゴンと比較

ヴォクシーとステップワゴンの4WDはセレナハイブリッドほどグレード構成は多くありません。

ただヴォクシーでは7人乗りと8人乗りの別があります。

価格は乗車定員の少ない7人乗りの方が高く設定されています。

ヴォクシー4WDのグレード・価格一覧

ヴォクシー4WDのグレード・価格はこちら。

価格は前半が7人乗り、後半が8人乗りです。

ヴォクシー4WDのグレード・価格一覧
  • ZS”煌”:3,063,960円 / 3,033,720円
  • ZS:2,970,000円 / 2,939,760円
  • V:2,991,600円 / 2,961,360円
  • X:2,702,160円 / 2,671,920円

ヴォクシー4WDのグレードで最高値と最安値

最高値が「ZS”煌”」の7人乗りで3,063,960円。最安値が「X」の8人乗りで2,671,920円です。

2WD車なら、「ZS”煌”(7人乗り)」が2,869,560円、「X(8人乗り)」が2,466,720円という価格となります。

およそ20万円ほど4WDが高くなっています。

セレナハイブリッド4WDでも25万円高くなっていましたから、価格差は若干小さいです。

ヴォクシー4WDの燃費

ヴォクシーのJC08燃費はXが15.0㎞/L、他は14.8㎞/Lです。

セレナ・ヴォクシー比較の関連記事はこちら。

ステップワゴンのグレード・価格一覧

SPADA HYBRID G・EX Honda SENSING 特別仕様車 BLACK STYLE ボディーカラーはプラチナホワイト・パール

ステップワゴン4WDのグレード・価格はこちらです。

ステップワゴン4WDのグレード・価格一覧
  • B・Honda SENSING:2,715,120円
  • G・Honda SENSING:2,898,720円
  • G・EX Honda SENSING:3,078,000円
  • SPADA・Honda SENSING:3,089,880円
  • SPADA・Cool Spirit Honda SENSING:3,245,400円

ステップワゴン4WDのグレードで最高値と最安値

ステップワゴンのグレードはすべて7人乗りですが、メーカーオプションの「2列目6:4分割ベンチシート」を装着すれば8人乗りにもできます。

上のなかで最高値が「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」の3,245,400円、最安値が「B・Honda SENSING」で2,715,120円です。

ここでも2WDと比較すると、「SPADA・Cool Spirit Honda SENSING」が3,051,000円、「B・Honda SENSING」が2,455,920円です。

SPADAでは19万円ほど、Bでは26万円ほど4WDが高くなっています。

ステップワゴン4WDの燃費

ステップワゴンのJC08燃費はSPADA系が15.0㎞/L、その他が15.4㎞/Lとなっています。

セレナ・ステップワゴンの関連記事はこちらです。

セレナ・ヴォクシー・ステップワゴンの4WD比較の結果

セレナ・ヴォクシー・ステップワゴンともに、4WDでは20〜25万円程度高い価格設定になっていることがわかります。

燃費はセレナがカタログ数値上はいいですが、3車種とも15㎞/L程度です。

次はセレナハイブリッドの「4WD」システムはどのようなものかみていきます。

セレナハイブリッドの4WDシステム

セレナハイブリッドの4WDシステムはどのような仕組みなのでしょう。

4WDシステムにはどんな種類があるのかもあわせてご紹介します。

オートコントロール4WDシステム

セレナハイブリッドの4WDは「オートコントロール4WD」というシステムを採用しています。

これはFFをベースとしながら、後輪へのトルク伝達にオートトルクコントロール(ACT)カップリングを用います。

何やらムズカシイですが、このシステムによって次のようなメリットがあることを理解していください。

雪道での安定した走行

雪道での発進・雪道の登坂というような前輪がスリップしやすいシーンでは、前輪がスリップしたときそのスリップ量に応じたトルクを後輪に伝達し、安定した走行が可能になります。

乾燥路面での低燃費化

乾燥した路面や高速道路の走行などトルクを必要としないシーンでは、伝達トルクが減少して燃費の向上に寄与します。

小型・軽量

オートコントロール4WDシステムは従来のシステムより小型・軽量化が図られています。

車体の重量もまた燃費の向上にはメリットとなります。

このようなセレナハイブリッドで採用されているオートコントロール4WDはスタンバイ式という種類の4WDシステムになります。

4WDシステムは他にどんなシステムがあるのでしょうか。

4WDシステムはどんな種類があるか


出典:PhotoAC

4WDシステムには大きく分けてフルタイム式、パートタイム式、スタンバイ式があります。

それぞれどのような仕組みになっているのでしょう。

フルタイム式

フルタイム式は文字どおり「常に」4WD(4輪駆動)をする方式です。

センターデフ式とも呼ばれます。

「デフ」は「デファレンシャルギア」です。

この方式は要約すれば、旋回時や前輪と後輪で発生する「回転差」をセンターデフによって均一にするというものです。

エンジンの出力がセンターデフを介して前輪・後輪に均一に配分されます。

パートタイム式

パートタイム式は通常2WD(2輪駆動)で走行し、4WDにしたいときだけレバーやスイッチで切り替える方式です。

この方式では通常の路面を走行するとき不要な燃費の悪化を防ぐため、普段は2WDとして走行できるので車としての使い勝手がよくなっています。

ただ、切り替えが手動になること、センターデフを備えていないことがデメリットとなります。

スタンバイ式

スタンバイ式はパートタイム式を進化させたシステムです。

昨今の4WDシステムの主流であり、セレナハイブリッドが採用しているのもこのスタンバイ式です。

これはパートタイム式と同じく必要なときだけ4WDになります。

これが手動でなく自動化されたものがスタンバイ式です。

オンデマンド式・パッシブ式とも呼ばれます。

手動で2WD・4WDを切り替えるシステムにはトラブルが少なくありませんでしたが、スタンバイ式ならその心配はありません。

必要な時だけ自動で4WD走行になります。

セレナハイブリッド4WDまとめ

セレナハイブリッド4WDはe-POWERの設定はありません。全10グレードからなり、価格はおよそ250万〜290万円。

2WDと比べると25万円ほど高くなっています。

これは4WD全般について言えることで、センターデフやそれに変わるパーツなど2WDより多くの部品が必要になるからです。

セレナハイブリッド4WDのJC08燃費は15.0〜15.8㎞/L。

2WDでは16.6〜17.2㎞/Lで4WDでは少し燃費性能は下がります。

これも4WDではある程度仕方のないことで、パーツが増える分車の重量がより重くなるのでそれが燃費に影響します。

ただ4WDシステムもそのメカニズムがかなりコンパクトになってきたのでひと昔前ほどではありません。

セレナハイブリッドが採用しているオートコントロール4WDシステムもそうで、小型・軽量化により燃費への影響が少なくなるよう設計されています。

セレナの競合車の一つであるヴォクシー4WDの価格はおよそ260万〜300万円。

JC08燃費は14.8〜15.0㎞/L。

もう一つのライバル車ステップワゴン4WDは約270万〜300万円。

JC08燃費は15.0〜15.4㎞/L。

数字の上ではセレナハイブリッドが最も低価格で燃費性能も高いと言えます。

4WDには大きく3つの方式があります。

フルタイム式・パートタイム式・スタンバイ式の3タイプでセレナハイブリッドはスタンバイ式。

これは2輪駆動と4輪駆動がシーンに合わせ自動で切り替わるシステムです。

4WDはメリットばかりでなく2WDより高価格となることや燃費が比較的悪くなることなどデメリットもあります。

しかし、雪国で雪道や凍結した道路を走行する機会が多い人には4WDの安定した走りは必須レベル。

スタンバイ式なら通常走行も可能なので、毎年シーズンになったときだけ雪道走行をする人にもピッタリ。

そんな大きな魅力を秘めているのがセレナハイブリッド4WDです。

それでは最後までお読みくださりありがとうございました。

✳︎画像は出典を表記しているもの以外は日産サイトからの引用

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